我が家は

我が家は 三方 田畑に囲まれている。 ここに住んで17年。

田んぼの二本向こうの道沿いに 家が数件建ったことの他は 全く変わらない。

大きな掃き出しの窓から 左を向いて ご覧のとおり。右を向いても ご覧のとおり。

耳をすますと 稲が揺れる音がする♪♪♪

。。。薫風 ・ 雨音 ・ 風鈴 ・ 夕立 。。。

。。。 夜長の虫の声 ・ 太鼓のお囃子 ・ 木枯らし 。。。

。。。 粉雪 ・ 凧のなびく音 ・  なごり雪 ・ 春雷 。。。

四季折々の景色と音を楽しみながら  落ち着いて 子供と向き合うことができた家。

心地よい風が舞い 光が降り注ぐ家。

今は 母も子も 心ひそかに この家から巣立つことを 夢見ている。

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如何に
—新居浜の東部に位置する—
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愛犬が教えてくれたこと

 
 
年 彩り美しい花々が青空を仰いでいる頃に、こうた(長年飼った犬)が一人寂しく逝ってしまった。 

子供たちがダンボールを組み合わせ BOXを作った。夫は皆を責めながら 息子と共にBOXに入れた。

簡単な弔いの後、夫は 段取り良く何処かに連絡をとり、亡骸を連れて行った。

皆 気が重く苦しい・・・だけど泣かなかった。至って平然としていた。

 

次の日 私は泣いた。 

いつもの習慣で 散歩の綱をつい手にしてしまって、どうして良いか判らなくなり車に飛び込んだ。 

誰にも気付かれないように・・・ワア~ワア~車の中で声を出して泣いた。 

その日の夕飯時も 皆は平然としていた。 

夫は泣かない。 泣くことを執拗に嫌がる。

だから 我が家の子供たちは泣かない。そう躾けられている。

 

こうたの居ない日は、悲しかった。

こうたの居ない時間を信じたくなかった。

こうたの居ない事実を私は泣いた。毎日、そっと泣いた。しばらく泣き続けた。

今思えば、私は泣くことでこうたの死を受け止めることができた。 

受け止めることで、日ごろの家事をひとつひとつ進めて行くことが出来た。

耐えることは無い 泣きたい時は泣くといい。そのことを愛犬が教えてくれた。 

そう この歳になって知らされた。

今でも こっそり泣いている。

もう、そろそろ明日を考えなきゃ