昨夜は 実に楽しかった

野球部2年団の母親で 2ヶ月に1回のペースで 夜の巷を徘徊している

ちびちゃんが中学校へ入学した当初からなので 1年と半年になる

その場でエネルギーをもらって 次週に備えている

無駄なエネルギーの放出
ん
ん



いえいえ・・・力を充電しているのだ

前回は 私 職場の会議と重なり 参加できなかった ざ・ん・ね・ん・・・

「やっぱり、まるさんの豪快な笑いと“それでどう~した” の相槌が無いと 物足りんわ!
」

と ありがたいお誘いを頂き 今回の日時と場所は 私が決めた

8人の奥様が大砲の如く話し続ける事 2時間

『 北の○族 』 の2階では 4グループのお客様が入っていた
実に ここの良いところは 叫んで 笑って 実演しても
他のお客様に差ほど迷惑を掛けていない

と 勝手な安心を抱かせるところ






ある元気なお母さんの話

「息子が夜9時に部活を終えて帰って来たんよ。その時バッタが玄関に入って来たんよ
」

「んー バッタが
・・・」

から始まるこのお話は 母親たちに 一番大受けよ
日頃から 息子のガールフレンドに会う度に
「変な虫が息子に付いてしまった」
と 思っていた
ガールフレンドは息子さんより一歳年上

母親には るり子という名前をも 受け付けることが出来ないらしい
息子さんからやっと聞き出した携帯番号を自分の携帯へ登録した表示名は下呂子よ

——-わはははは~~~!みな一斉に大爆笑 
——-


その登録表示を知った息子さんは
「やめてんやぁ」
と ぼっそり言うだけ
ある夜 帰宅したばかりの虫の嫌いな息子さんが
「バ…バッタ……退治してくれ~」
と 母親を呼ぶ
この家族 ゴキブリが出た時も 退治するのは母親のみ!
3人の男どもは嫌がるばかり

元気の良い母親は 玄関のバッタと共に
「下呂虫も握りつぶして退治したろ~」
と 叫びながら玄関へ行ってみると
そこには息子さんの後ろに まさしく下呂虫参上

下呂子ちゃんが立っていた



びっくりするやら 気まずいやら・・・
夜遅くの訪問に 尚 苛立ちながらも往復1時間掛けて・・・



下呂子ちゃんを自宅まで送り届けたんだって
帰ってきたその後は 虫の嫌いな気弱さはとっくに諦めていたけれど
「下呂子の前で 私に下の世話(虫退治)を させるんかね・・・」
と 説教したと言う
この下呂子ちゃん 母親同士の間では もっぱらの有名人

先日の参観日に彼氏の教室に私服でやって来て ちゃっかり保護者ヅラして後方に立つこと40分

母親の不評を買うのはあたりまえ ここは親子の領域よ





あなたの出る幕じゃぁ~ございません
とてもクダラナイ話のようだけど わいわい がやがや 大笑い





その他諸々
旦那がブッタじゃ
家出したじゃわ
旦那が母親の肩を持ったじゃ



天下の太鼓祭りの日に新居浜脱出計画じゃ
の

話に花咲く時間 
は あっという間のことだった


そういう私は いつも聞き役で 充分満足している

私が口を開くと 夫の愚痴になりそうで・・・面白い話にはならなくて・・・
いざとなったら 自分はどこに腹が立ったのか

何が気に入らないのか
皆目 見当が付かない

夫の 私の存在さえも認めない ひどい口調や内容も 聞いたその場で流してしまう
私は忘却の名人なのだ

そうしないと こう長くは付き合えない

私は 赤ちゃんに成りきらないとやっていけない

記憶力が未発達な生後6ヶ月までの赤ちゃんは 母乳をくれる唯一の母親でも ケロッと忘れてしまう
視界から姿が消えると もう数秒で そんな人が居たこと自体を忘れている
その現金さを見習って 私はちゃんこら 生きている 



朝目覚めると 私 我が家に戻っている
車も・・・戻っている
(代行よね?)

私の忘却振りも 今回も ゆとりの許容範囲かな

☆~☆~☆~