長女はお気に入りの毛布(モウモ)が無いと生きてゆけませんでした。
眠いとき、怖いとき、痛いとき、
いつも顔の近くに置いて、抱っこして歩き回ります。
モウモを抱いた娘は、いつも穏やかな顔をしていました。
モウモに自分の想いを訴えていたのでしょうか。
汚れがひどくなったので洗濯した時は、
「わたしのモウモ~!」と泣きながら・・・
物干し竿の下で、乾くのを待っていました。
あまりの涙に、根負けして、まだ乾いていないモウモを竿から下ろし娘に手渡しました。
寝入ってからそぉっと手元から離し、また干し直す事が、それはそれは 大変でした。
双子(弟と妹)が生まれた頃、言葉が下手になり、変に甘えてみたり、
「だっこー」と ダダをこねたりしましたが、それは いっときでした。
「赤ちゃんの帽子はどれがいいかしら?」と尋ねたら、
母も思いつかないお散歩着をコーディネイトしてくれたり、
私の納得する見事なオムツ替えを再三してくれたり、
おっぱいを待つ もう一人のほっぺにモウモを当ててあやしてくれたり、
母にとっては、良く気のつく愛しい可愛い娘です。
双子がよちよち歩きをする頃、駄々をこねる双子の一人に 母は手を焼いていました。
おとなしく待つ双子のもう一人に あなたはモウモを譲りました。
お下がりとなったモウモは、いつのまにか磨り減って、ツルツルテンになりました。
覚えていますか?そのモウモ。
シルバニアのお人形さんのちっちゃなお布団になったことを・・・
ちっちゃなお布団を思い出し、家捜ししました。
あなたが愛したお人形さんに会いました。
モウモの在り処をあれこれと・・・朝になり 昼になり・・・☆
12日夜、やっと モウモがみつかりました。


追伸 :
あっそうそう !
残飯の中・・・?と思っていた台所洗剤が、なんと 冷蔵庫の中から出てきました。
そんな母に、ほとほと愛想が尽きては困るので、しばらく内緒にしておきましょう…☆”
☆~☆~☆~