コタツ

 
コタツを出しました。
双子達が早朝練習へ 「もう出掛ける」 という寸前に手伝ってくれました。
子供達は全員、何かしら用があり、1時間早く家を出ました。
夫が起きてきました。
「おはよう~」
と 声を掛けますと
「アー」
と いつもの様に一言だけ・・・。
「朝一番に、お父さんの渋い声が聞きたいわ~」
と 頑張って、いつも心に思っていることを言いました。
「ハン!」
と 夫は鼻で笑いました。
コタツに向かい合って座りました。
「こうして、ずっと コタツに入っておきたいねぇ、お父さん。 あっそれ!目の前の弁当。忘れんと 持って行ってね。」
「アー、ありがとう。」
まぁ~、夫の 「 ありがとう 」 を 何年ぶりかに聞きました。
今朝は、るんるん気分で職場にやって来ました。
さぁ~、今日も一日、頑張りましょ。
 
楽しいBlogを書きたくて、朝から楽しくしておりましたら、
天に上っているのかと思うほど浮かれてしまいました。
  
ドキドキ

のら猫

 

 

ドキドキ

 

立冬を向かえいよいよ風が冷たくなってきました。

昨夜は、夫は運営委員会があるとやらで食後すぐに出掛けました。

家事を一通り済ませてから、私は自転車で5分の夫の実家へ行ってきました。

勝手口の洗濯機の上に のら猫が丸くなり何匹も寄り添っていましたが、私の気配を感じると さっと逃げました。

洗濯機の上には毛布が幾重にもたたみ置かれてありました。

やはり気圧の変化で母は体調を崩し、昼間は父の介護をヘルパーさんにお願いしたそうです。 

母は薬で安定してきたところでした。

今回のヘルパーさんは穏やかな方で、2時間母の話を黙って聞いてくれたそうです。

義理の妹は子供を配しておでんを届けてくれたようです。

母は嬉しそうにその事を私に話します。

のら猫達もテラスの下・毛布の上とはいっても夜中は寒いでしょう。

「部屋へ入れてあげられるといいのだけど・・・」

と、母は気に留めているようです。

その後は、M校長の儚い死と北海道オホーツク海側の竜巻の惨事を何度も繰り返しました。

少々興奮気味に命の大切さについて話しました。

昨夜はそう長居をせずに帰ってきました。

「この十日間で映画を2本も観た。」

とは、言えませんでした。

衣・食・住は 整っていても 夢と感動が無い世界は暗いものです。

母は、映画鑑賞の他 詩吟や琴 そして 俳句の心得があります。若い時分は、その趣味が高じて婚期を逃したほど・・・。

「何か趣味を・・・」

と勧めますが なかなかそのような気にはならないようです。今はその趣味の道具さえも鬱陶しくなるそうです。

私達子供は自由にさせてもらっています。夫を含め 兄、弟は 母が父の介護をするのは当たり前と言った風です。

父母のもとから帰ると、既に夫が帰っていました。

「ハン!アンナンとこに、行っとったんか。する事してからにせーや。」

と注意を受けました。

「アンナン」は、まだマシなほうです。「オトンの嫁」と、結婚当時聞かされていました。

息子はアルバイト先からいつもより早く帰っていたようです。

食器は流しに下げてありましたが、テーブルの上には調味料他 大鍋がど~んと置いたままになっていました。

「私の出掛けには、片付いていた。」とは、言い訳しませんでした。「ハン!」と、鼻でけなされるのはもう慣れっこです。

ホントはね・・・夜風を受けて丸まって寄り添う、のら猫の気持ちになるのです。

決して「母さん」と言わない夫の言葉が、私の心に影を落とします。

「フン!」とも聞こえる「ハン!」の声を聞くたびに

「あんたは一生かかってもオレの生みの親に適わないよ!」

と言われているようで寂しくなるのです。

朝夕は寒くなり ぼちぼち暖房の準備をしなければなりません。

仕事の出掛けに、なんとかコタツ布団を押入れから出し 座敷のど真ん中に置いてきましたが、今日は部活が無いと言っていた子供達は気が付くでしょうか。

今日の昼間は、昨日より陽が照り あれこれ書類の整理をしていると今まで通りの装いで快適でしたが、今は寒いです。

先ほど

「カテーテルの管が調子悪くて・・・」

と、母は神経質になり職場に電話を掛けてきました。今日はこのまま寄る事にいたしましょう。

結婚生活20年余り。 つくづく感じることがあります。 ひとつの陰は、百の陽をも影にするようです。

まっ、こういう日もあるのよ。 暗くて ごめんなさいね。