
とかく親は、命令や文句、アドバイス、説教をしがちです。
これを 自分が大事にしている言葉に変えていくと、子どもの心に届くと思うのです。
人を変えようとするのではなく。くどくど でもなく。
自分の大事にしている価値観や信条を語るんです。
淡々と語るんです。
親が語る言葉が、心に深く刺さって、親が見ていないところでも、親の考えが子どもの行動や考え方にまで影響を与えていくのだと思います。
私の場合、価値観や信条というには程遠いのですが、自分が大事にしている事は、
です。
それぞれの子どもたちに 届くように 淡々と語っています。
😁 😘 😉 😄
台所を掃除する為に、数々の一升瓶を棚から出していた。
何気なく トンと置いた未開栓の瓶の底から ボッコボッコ ボコボコ 何かが湧いて出てきた。
見る見るうちに、チョコレート色からセピア色に変化しながら それは広がった。
「あらま~!」
と 事の次第が分かりその瓶をトレーに寝かせた時には、割れた瓶の中に少量の醤油しか残っていなかった。
長女がサッと新聞と雑巾を次々投げ渡してくれた。
その後の掃除は大変だった。床一面のふき取りをし、食器棚の下に新聞を差し込み、
マットは風呂の残り湯でモミ洗いをし・・・san zan!
「どしたん!どしたん!」
と 次女がやって来た。
「ボッコボッコ ボコボコ っとネ!ここから・・・」
と 私が説明をしていると
「あのねぇ。」
と あきれた顔をした長女が腕組みをしてアコーデオンカーテンの手前に立っていた。
「昨日言ったことが実証されたね!結局、この家で 正気なのは、私なんよ!ぁ~っ!」
と 長女が偉そうに言って、ため息を付いた。
「え?」
あ~、確か言ってたわ。この家に何か惨事が起きたとしたら・・・・・。
母は途方に暮れながら
「あらま.あらま.」
と笑いだし、
長男はありとあらゆる策は取るけれど解決にならず、
次男は
「自分の所為(せい)で無い」
と強調し姿を隠し、
次女は
「どうしよ.どうしよ.」
と困惑し歩き回り、
父はナンドキもその場には遭遇しない。
「母さんは、湧き出る醤油を見ながら 笑いよったよ。ほら!今も笑いよる。」
と 長女が責めるように言う。
「うぅ~。」
私はこうして、年々 チッチャク….ちぃさく….なって行くのね!ぁーーー
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