2007年 元日 Part①
カウントダウンの数分前に家族で初詣に行くことになりました。
夫は、子供たちに声を掛け、腹痛を訴えた娘2人を無理矢理連れ出したのでした。
息子2人は、家族で行くことを頑なにためらって留守番を選びました。
例年は自転車で出かけるのですが、夫は娘たちの体調を心配し自家用車で出かけました。
法泉寺で除夜の鐘を突き、その後 八幡神社へ参拝しました。
八幡神社は、参拝者が鳥居を越し自動車道まで長蛇の列でした。
夫は、ゆっくり進むその参拝者の横をここが王道とばかりに 堂々と境内に向いて進みました。
体調を崩している娘たちを杞憂してのことと思いますが、これは堪らなく申し訳ない行いで、私と娘たちは、ペコペコ頭を下げながら、夫の5m後ろを付いて行きました。
お賽銭箱に着くと正規の参拝者がどうぞとばかりにスッと空けて下さり、アッという間に祈願の時となりました。
そのような中、勝手気ままな神頼みはし難く、ここ数日の願いはどこかへ跳んで行きました。
「夫がこれ以上先急ぐことなく、どうか無事にこの一年を生きてくれます様に!」
と 祈るのが精一杯でした。
帰宅しても、ただそれだけを願って寝床に着きました。
