坊主談義

仕事から帰ってくると 始まっていました。

果物の皮でもむくかのような バリカンさばき。

勢いよく ぶぅーーーーん とカットしています。

さすがお兄ちゃん!

「 刈る立場? 刈られる立場? どっちが楽しい?」

と  長男に尋ねてみました。

「 もちろん 刈るほう!」 だそうです。

確かに これは 遊んでいます。

坊主過程  坊主

確実に次男の髪は消えていくー!

母の立場からすると 「 髪が奪われていくぅー。」

オフシーズンに たった一度 理容店で思い通りのカットが出来ましたね。

「 兄ちゃんの腕前すごいだろう。」 と 長男 。

「 うん!  坊主頭は ちょっと伸びただけで気になるんよ。」 と  次男 。

「 そん時は 即バリカン!! 兄ちゃんがしたるけん! 」 と  長男 。

「 うん 頼むワー。 」 と 次男 。

「 シャツ着る時 つんのめってすべりが悪いんよのぉ。 」 と 長男 。

「 うん。 」 と 次男 。

「 冬の坊主は 寒ぅてたまらんのぉ。」 と 長男 。

「 うん。 」 と 次男が肩を揺らしました。

短い毛が 肩 背中 顔 に落ちてチクチクするようです。

「 大丈夫か?」

「 平気!平気! 」 と言いながら チクチクを我慢している様子。

長男と 次男の 坊主談義が たまらなく いい。

「 かゆい? どんな?  こんなことでヤル気でるん?不思議ね。」 と  私 。

「 母さんには 分からんよ。」 と  次男 。

「 そんな処でジッと見よらんと 風呂にをはりよって!」 と 長男 。

「 はぁ~い!唯一できることだからね。」 と

坊主談義に花が咲いている中 母は風呂場へ直行しました。

その後も 坊主過程を淡々と観ているうちに………

ぐいぐいと引き込まれ 未知の世界に誘い込まれていました。

黒髪と地肌のコントラストを楽しみました。

長男が 指差し、これを見ろ のしぐさ。

坊主

矢印模様になっていました。

「 これって 母さんあっち行けってこと?」

「 ああ そういうこと! 飯!!」

また追いやられた…。

それにしても 意外なほどあっけなく仕上がるものですね~ 。

カット終って 次男 即風呂へ!

「 ヤル気を見せろ!」 の 監督の言葉に答えての坊主頭!!

決して強制ではありません 。

頭も体もスッキリしましたねぇ。

坊主!

カット中は まな板の上の鯉だったようで、難なく画像を得たのですが…

逃げ回る次男に頼み込んで ようやく仕上がりの画像を撮りました。

やったやった!!

  

おつかれさま

              

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