鉢合わせ

スマイル

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18日早朝、娘と一緒に考えました。

「 本郷と澤津の鉢合わせは、自治会館前の花束贈呈の後ね!」

は~~~い、予想は大あたりぃ♪

昼下がり、はじまりの一瞬は静かでした。

息を潜めるかのようにグッと堪えて待つ本郷太鼓台を見ながら、私も息を呑みました。

澤津太鼓台が順路を変え戦闘準備を始め出したのを確認し、待ってましたとばかりに本郷太鼓台が見る見る間に幕を外し、次に鎧を着けました。

そりゃぁ~もう、早業です。

それから始まる鉢合わせは、心は躍るし、胸は鳴るし、頭はイカレルし、もう、はちゃめちゃ!

太鼓の音が高テンポで鳴り響き、お互いのかき棒が交差して相手の横棒や鎧にドスッバキッと、何度もぶつかっていきます。

「 ドン・デン・ドン・.。o0○ 」

「 そぉりゃ~そぉりゃ~~ぁ!」

と、さまざまな音がだんだん激しさを増し絡み合っています。

バキンと音を立て、端冠が相手の横棒に当たったかと思えば、

こちらに迫る相手のかき棒は、太鼓台の上に乗った四本柱にしがみ付く人の顔面すれすれで止まったり・・・

そこを突き抜けたり・・・

本郷の横棒に立っていた人が、ぶつかった衝撃で、すっぽり頭から地面へ落下・・・、

額に血を流しながら太鼓を叩き続ける澤津の太鼓係・・・

激しいぶつかりで、澤津のかき棒の先端が折れました。木片があたり一面飛び散りました。

衝撃で無残に折れたギザギザの先端は不気味です。そのかき棒が、何度もやってきます。

太鼓の音は好調です。

太鼓台の向きを支持する指揮者、舵をとる後方のかき夫、矛先を決める前方のかき夫、みな全力で突撃~~~!!!

本郷まとまっているよ!その調子~~~!

少ぉ~し引いて前へ前へ・・・ 長期戦の可能性大!やはり、持久力が大切と思ったようです。

本郷が、少ぉ~し引いては強く押して・・・を繰り返し、北へ前進しています。

郵便局辺りから、道は西へ急カーブしています。このままだと太鼓の姿が見えなくなります。

私は、観衆の団子にもまれ、早足で、中道を走りました。

細い路地裏の小さい角を何度も曲がり、急ぎました。

喧嘩街道まであと一歩という時、ポンと良い音が聴こえました。

そうです。澤津の太鼓台が割れたのです。

勝敗決まり!

昨日の午前中、本郷の現場責任者と正指揮者、自治会長3名が警察署へ出頭しました。

告訴が無ければ、始末書で終わるそうです。

日夜、和解に励みましたからね。 納得の怪我人と理解ある親族の姿・・・感心しました。

感謝致します。 あー良かった!!

喧嘩道は、約380m。

25分間、50回以上のぶつかりあいだったそうです。

観衆から怪我人が出なかったことが一番うれしいことです。

本郷と澤津の鉢合わせは、双方とも良くやった!!

晴れ

追記:16日の宇高白浜戦は、駅前の上り坂を宇高の圧倒的攻撃で、引いては押しを 長時間繰り広げていました。

LOVE

あ~、浅はかで、懲りない母親ですねぇ。

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本郷vs澤津

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息を呑む瞬間

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バキ~ン!激しくぶつかり合い、端冠の鳴る音が聴こえる

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鉢合わせの惨事

あくび
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祭り前から太鼓台の喧嘩(鉢合わせ)は予想されていました。

数年前からの小競り合いや、長い年月を経ての因縁などでしょうか?

16日は、川東地区の宇高太鼓台 vs 白浜太鼓台。

18日は、川東地区の本郷太鼓台 vs 澤津太鼓台。川西地区では大江太鼓台 vs 西町太鼓台が鉢合わせをしました。

太鼓台の喧嘩は、川西地区と川東地区では、質も内容も全く違います。

でも、双方ともどの場も周りの観衆を巻き込んで多くの惨事となりました。

冷静で賢明な鉢合わせは、出来ないものでしょうかね。

あ~~~無理なんでしょうね。

わざわざ理由をつけて、小競り合いから喧嘩へとエスカレートさせているのですから。

不思議な世界ね!

鉢合わせには、かき夫の怪我はつき物ですが、お怪我をなさった方のご家族の皆様の心中をお察しいたします。

我が家の長男もその内の一人です。

沿道に置き去りになった真っ赤な血だらけの日本手拭を見た時、ふと息子が気になり、

喧嘩道のあちらこちらに散らばる木片を見ながら、更に心配になってきて、

急いで自治会館へ行きましたが息子の姿は無く、不安一杯で・・・、

単なるかき夫Aである息子が病院へ運ばれたことを知った時は、頭が真っ白になり私の胸は張り裂けそうで・・・、

「 足がある。首が付いている。」

と、病院で息子の姿を観た時は安心し・・・、

怪我は、唇が裂けパックリ開いた口元のみで、形成外科医が丁寧に縫い合わせてくれたと聞き、ただただ合掌し・・・、

「太鼓の鉢合わせで、人様のパンチを食らうとは もってのほか!ドン臭いんじゃわね!」

と帰宅して叱り・・・、

息子は一発目の突撃の時、棒端の紐を持ち相手の太鼓台に向けて突進したと聞き、あまりの無鉄砲さに

「 大ばか者~~~!」

と、尚怒り・・・、

その突撃後は、相手のかき夫に取り囲まれ袋叩きに会いながら反撃し、やっとのおもいで抜け出したコトの説明を聞いた時、紳士で無い相手に腹を立て・・・、

そうでしょ!太鼓台の鉢合わせで、暴力行為は許せないわ!見事な戦いぶりだと思っていたのに・・・・・、

その相手は法被を着ていない外人部隊であったことを知らされて、少し気が静まり・・・、

「 あなたが真剣に太鼓に向かっていたら、外人部隊に目をつけられることはなかったんよ!」

と、また息子を叱り・・・、

私の思いはあれこれ忙しく巡り、Blogの執筆意欲を無くすほど、気が臥せて苦しい思いをしましたよ。

Blogもぼつぼつ潮時かなぁーと考えたりしましたよ。

激しい喧嘩は、平成元年以来だからと気を取り直し、やっと、書き込みと相成りました。

今では、この遺伝子は、誰からのものか???と自問自答し、あきれ果てている次第です。

画質は良くありませんが、鉢合わせフォトを載せますね。

観衆の合間から身を乗り出して撮りました。背が欲し~いと切に思いましたよ。

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澤津のかき棒が・・・

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しおれたバラ
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