北京でのオリンピックが終った。騒がしく賑やかで楽しい17日間だった。
フィナーレを飾る男子マラソンを見た。
金メダルを獲得したケニアのワンジル選手は、ゴールの瞬間 合掌をしていた。
謙虚な姿だった。まさしく金を抱くにふさわしい王者だ。
神様から頂いた天性なる姿?いえ、彼の純粋な精神と努力が神々しい姿にかえたようだ。
最後のランナーは日本の佐藤選手だった。
トップと30分以上空けられて、ラスト(76位)になっても、世界の架け橋を渡り通した。
完走することの意義を考えさせられた。
暑さのためにリタイヤをした選手が多い中、頑張り通した。苦しかったでしょうに…。
私は、目頭が熱くなりながら、その姿にエールを送った。
立派よ!
彼にメダルを贈るとしたら・・・虹色のメダル!
なお感激したことは、鳥の巣の観客は、彼を万雷の拍手で迎えてくれたことだった。
その拍手が、私の中に伝わって鳴り響いた。
「ありがとう」って世界中の人達に 無意識に合掌していた。
感謝、感謝!
オリンピックって、世界中が掌を合わせるってこと・・・かしら♪
今、夜半頃?明け方頃?
真上よりやや南東に傾いた処に明るく光る半月が見える。
8/17は満月だったから新月になるまでの下弦の月なのだろう。
雲の隙間からちらっと見えた月の姿は、これまた掌を合せたくなるような美しさだった。
この月は、下界の17日間をどう見ていたのかな。