宝塚花組トップ娘役・桜乃彩音ちゃんが、東京宝塚劇場(5月30日)での公演をもって退団しました。
実は、友人から誘いを受け、4月12日、宝塚市の宝塚大劇場で「虞美人」千秋楽を観劇することが出来ました。
日ごろ、友人が言っておりました。
真飛聖さんと桜乃彩音ちゃんは、他のトップコンビ以上に調和の取れた、宝塚一番の誇れるトップコンビよ!
お互いの深い想いが感じられ、幸せオーラをいっぱい放って、客席やファンへそれらを豊満に届けてくれるコンビは、他にはいない!
この退団公演を逃してはダメよ!この時代に生きててよかった~って思うから!
本当にその通りです。真飛聖さんと桜乃彩音ちゃんは綺麗で美しくて輝いていました。そして、幸せそうでした。
この二人だからこそ感じる、魅せられる雰囲気が、確かにあります。
彩乃かなみちゃんの魅力にはまり宝塚DVD観劇3年目の私にもそれを感じることができました。
最後のカーテンコールで、彩音ちゃんが涙をいっぱい浮かべて、
「ゆうさん(真飛聖さん)のおそばに居られてほんとうに、本当に幸せでした。」
と言いました。
最後のデュエットの白い衣装を纏った真飛さんが袴姿の彩音ちゃんの肩を両手で抱いて、頬をよせてにっこり笑いました。
もう目の前が霞んで見えなくなったけれど・・・
純白のひかりに包まれた二人のやさしい笑顔が目に焼き付いています。
すべては演技の世界。架空の世界。つくりもの。
どんなときでも、幸せな笑顔といっぱいの嘘をつく。
ところが、宝塚の美しさは偽りではありません。美しい嘘は幸せな夢。生活の糧。
私は自分の舞台で深い思いやりと幸せを演じきることが出来るでしょうか?
私の千秋楽は、子供たちの心にどのように残るでしょうか?