息子夫婦が「讃岐うどん」巡りに誘ってくれた。
お嫁ちゃんが、冊子等で目的地の開店時間を把握し、麺の特徴を調べ目的を定め、待ち時間が最短になるよう考慮しながらツアーを組んでくれたのだった。
麺好きの私達夫婦には有難い企画だった。
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今朝は、ぽっつぽっつ雨が降っていた。
まだ冷たい雨だが春の雨である。寒さは苦にならなかった。
最近、車に乗るとよく眠るようになってしまった。
早朝7時から運転している息子に悪いと思って完全には眠らなかったが、一食をとる度にウトウトとしてくる。
何処のドライブウェーを走ったのかおぼろげな記憶だ。
小の麺を一食して一面の田んぼや古風な民家を眺めながら十数分走り、そして、次の煙突の店に向かう。
また一食して、峠らしい道を二十数分ほど走り、またもや煙突の店へ・・・・・。
道中、観光名所巡りではないからスケールはでかくはないが、
簡素な田舎町の高原だの 渓谷だの 河川だの 田園だの 四国の山あいは美しく、出向く先々なかなかの景観だった。
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◆ ‘がもう’で、かけうどんを食べた。
麺の太さを見た瞬間に嬉しくなった。お水を取って、ネギ、アゲをのせて奥のメリケン粉だらけの麺打ち台の傍で食べた。つゆも相当美味しかった。
駐車場は広く、大阪、福岡、・・・全国各地から来ている。「えっ、新潟?長岡ナンバーの車よ~。」も止まっていた。
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◆ ‘なかむら’ではゲソ(イカの足)の天ぷらをのせてかけうどんを食べた。
麺は細くつゆは上品でイリコの臭いが新鮮だった。
夫は釜上げうどんを食べていた。店内は清潔だし、客席も広かった。
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◆ ‘三嶋製麺所’では、出し汁はなく、麺は温かいものと冷たいものを選べた。
温かい麺に生卵とたっぷりのネギをのせ醤油をかけて食べた。
建物は食堂では無く、まさしく製麺場で長机と長椅子に腰掛けて手打ちの音を聞き窓の田園を眺めながら食べた。
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◆ ‘谷川米穀店’も出し汁はなく、温かい麺に青辛子少々と酢をかけ良く混ぜて食べた。
お初っ、なかなかの味だった。
山あいと河川の流れを見ながら並んで待った。待つ間、雨が止んでいたのでラッキーだった。
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◆ ‘やまうち’ここまでくると腹は大きかったが、生姜をすって冷たい麺に温かいつゆをかけ食べた。
麺と出し汁は冷冷・冷温・温冷などと組み合わせを選べる。
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午後1時、車にゆられて帰ってきた。
腹は太いし旅疲れがあったのだろう急に眠くなり数時間リビングでうたた寝をした。
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夕刻、1直から帰ってきた次男に晩御飯を作った。
食欲がさえ、共に豚肉のしょうが焼きやピーマンの炒め物をたらふく食べてしまった。
恐るべし夫と私。
週明けは、メリケン粉パワーでがんばりまっしょい❤️