空蝉と虹

青々とした稲の上を雨がさっと通り過ぎていった。

濡れた塀に空蝉がしがみついているのを見つけた。

抜け殻をじっと見入った。生きている姿を見過ごしていた・・・。

一雨も二雨も欲しい盛夏、この蝉に出会いはあったのかな。

稲は雨で育ち、人は出会いで育つ。

道の向こうに虹が出た。

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虹

虹