「お迎えに行っても、子どもがなかなか帰ってくれない。」
と、母親が困っている現状を保育園でよく見掛けました。
「帰るよー」と言っても遊び続けていて、帰る気配はありません。
「帰るよー」という言葉は、子どもには指示を受けているようで、抵抗したくなるのかもしれません。
その時従ったとしても、言うことを聞かなくてはいけないプレッシャーを感じるのでしょう。それって、自立が遠のく可能性があるかもしれませんよ。
「遊ぶのをやめて!」と親が思う時、その伝え方を工夫することで、子どもが行動を変えやすくなることがあります。
「そうなんだ〜、あなたはそうしたいのね。」と、子どもの話をまず聞いてみてください。その後、
子どもの言動が、親にどのような影響を及ぼすのか、必ずしも良い効果ばかりではないことを知らせることや その影響で親が想うことを分かりやすく伝える方法(表現)があります。
例えば、
「駐車場が満車なのよ。○○ちゃんが、滑り台をしてると、お友達のお母さん、今頃困ってるわー。ママもお友達と仲良くしたいのに困ったわー。」
とか、
「園を出るのが遅くなって、ご飯が遅くなって、寝るのも遅くなって、ママのお顔がブツブツだらけになっちゃうから、困るなーーー。」
とか。
その時の状況にもよりますし、親によって影響も想いもそれぞれ違うので、胸に手を当てて自分の想いを感じてみて下さい。
自分にどう影響を及ぼしているのか、ぴったりな言葉が出てくると思いますよ。
♥