脚立と老木に身を委ね やっとの思いで廃墟の庭に立つ桜の大木を伐採しました。
木々を除去する予算がもう出無いので 来春の虫よけの為に!と言うことでした。
“桜を切るバカ、梅を切らぬバカ”と言いますが、桜の花を断つために切ることは初めてでした。
切り落とした枝、枝?と言うより、もはや横たわっている丸太と言うべきでしょう。
それには蕾が芽吹いていて、来春咲くことの無い花を惜しみました。
人気のないこの施設は、今でこそ静まり返っておりますが、
多くの女性とその子どもたちが、入れ代わり立ち代わり様ざまな想いで生活をしていたのだろうと 思いを馳せました。
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