尊い花



猫の額ほどの庭にアガパンサスの花が咲きました。
28年前、腰の曲がった老婆がこの花のカブを持ってきてくれました。
おかげさまで、毎年このように風情のある空間になっております。


人にはみな、言葉にならない思いを持っている事を気付かせてくれた花です。
年月を経て、
言葉を超えた言い尽くせない思いにふれるにあたり、それにふれることは怖いけれど その人の 人となりの尊さを教えてくれた花でもあります。

薄紫の花  過去記事ですが、思い出深い想いとアガパンサスとの出会いを書いています。ご覧ください。

頭に花が

「頭に花が咲いている人」
と、長男に言われて一概にオオゲサとは言い切れないかも…と思うこの頃。

一ヶ月ほど前、愛車の「ワゴンR」と娘の「Kei」にリコールがあった。エンジン始動スイッチに不具合があるらしい。私はその異状を感じなかったので製造元からの通知を無視していたら、最寄りの販売店さんから修理の必要があるので・・・と連絡があった。
なぁ~んだ!修理の時間は30分ほどだった。
最近の車は、衝突防止装置など複雑多岐な操縦装置が施されていてだんだんと高価なものになっている。そんなに立派なモノでなくって良いのに・・・。と思っているけれど、せめて、最低限、リコールや保全にもっと敏感にならないといけないわね。安全は保障されないのよね!

進まないのは私の頭の構造だけかしらね。
庭にアガパンサスの花が咲いている。放射状に咲き全体が球形に見える様子を 息子は私に例えているようだ。

キョロキョロ

アガパンサス

アガパンサスの蕾

庭では、ぷっくりとした蕾(アガパンサス)が つんつんと伸びていました。

梅雨らしい曇りの日、その蕾の中から沢山の花が幾つも幾つも顔を出しました。

つぼみの中から

家々の軒先にアジサイが咲き始め、我が家の周りには水が入り、すっかり田んぼになりました。

入梅後、耕運機の音がとってもにぎやかでしたが、やっと、静かになりました。

それに変わって、かえるたちが益々にぎやかです。

季節は、移り変わっておりますねぇ。

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雨

薄紫の花

小さな庭に薄紫の花が咲きました。

ムラサキクンシラン

ムラサキクンシラン

庭に植えっぱなしでもよく育ちます。

いくつかの花が放射状につき、全体が球形に見えます。

塀からひょっこり顔を出した様子は、私の帰りを待っててくれたの?

と思ったりして・・・、笑みが浮かびます。

大切な花です。

懐かしい人を思い出す花でもあります。

お帰りなさい。と出迎えてくれます。

子育てに追われていた頃、

「孫がお世話になりよります。よいよ、申し訳ない。」

と、老婆がこの花の株を持ってきてくれました。

その孫とは、ひろみ氏のこと・・・

風貌は、ガタイが良く強面(コワオモテ)。内面は照れ屋でとても一途。

「おるか!」

と大きい声で、不意に現れ続け、招かざる客から必然的に招き客となった憎めないおっちゃんです。

ソフトボールチームのピッチャーであり、夫の呑み友達でした。

毎晩、我が家に出向いてくれるので、子供たちとも仲良しでした。

彼は、4人の子供たちの小便のお漏らしを各時期 目撃しています。

花の名前はわかりませんが、鳥端を散歩すると同じ花をよく見受けます。

ひろみ氏のおばあちゃんが、ここにも、あそこにも・・・

孫への思いが、こちらにも、あちらにも・・・

と、思ってしまいます。

ひろみ氏の訃報は、私の誕生日でした。彼が亡くなって何年になるかな?10年過ぎたかしら?

数ヶ月の闘病中に入院先から何度か電話を受けました。

亡くなる二日前のこと。

すすり泣く電話を貰って、、、彼の言葉を超えた、言い尽くせない「生きたい」思いを感じ、一緒に肩を震わせて泣きました。

私は初めて、人の苦しみや悲しみを自分のことよりも深く感じました。

アガパンサス ムラサキクンシラン

(おかげ様で、この花の名前がようやくわかりました。アガパンサス。和名:ムラサキクンシランです。)