あなたの人生にポジティブな影響を与えた人についてのエピソードを教えてください。
子供達の成長を通して夫に感謝をしています。
僭越ながら、
妻としての役割は、意外とおろそかにしてはいけないことだったりして…。と、思うのですが、それがなかなか難しいのです。
不協和音が鳴るたびに何度も何度も考えてきました。
我が家はマニュアルに合わせられない家庭です。
思い通りにならない夫との生活を歪みだらけだわ!と悲痛に思うより、
そんな歪みがあっても、いいじゃない!って笑い飛ばす度量のほうが大切だと、そう思うしか無いのですよ。
そうしなければ、共に生きていけない危機感がありました。
自ずと発想の転換をし彼を認め心をおさめる努力をしました。
出逢うべくして出逢った、私を成長させてくれる人です。
思いやって支えあって、
1年1年、楽しく大切に年を重ねていけたらと思うのです。
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彼との出会いは決して良好なんてものじゃ〜ありませんでした。
中学3年、後方の座席からちょっかいを掛けてくる男子生徒がいました。
私のセーラー服の襟ラインに沿ってツン.ツン.とペンで押して、少しずつずらしながら移動をします。
しかも予期せぬ場所で止まったりします。
イヤで、イヤでたまりません。
私は止めて貰うために後ろを振り向くのですが、少年2人は「しらな~い」といった風にそっぽを向きます。
「何よ!どっちよ!止めてちょうだい!!」
そのうちの1人と専門委員が一緒でしたが、彼は専門委員会の出席を毎回サボります。
理由を訊ねると
「水戸黄門を見たいけん帰るんじゃ」
と、平然と言います。
クラスで選出されて責任が有るはずなのに、私の知る常識より遥かにぶっ飛んでいる人でした。
その彼と、銀行口座を開設する理由から窓口で再会し、
成人式を迎える年に、これから一緒に過ごす大切な人と意識することとなり、
大きな転機を迎えました。
私の知っている家庭よりも、穏やかな朝が予想できました。
華やかでなくてもいい、楽しいひと時を 一つひとつ積み上げてゆく様子が想像できたのでした。
私が二十歳の頃に思い描いた家庭に、今、成っているでしょうか?
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