とてもとても素敵な しみじみと 心に染み入る映画『Flowers-フラワーズ-』を見ました。
幼い頃からの記憶では女性を形容する美しい花として、
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花」
と、表現されていましたが、
現在の女性は、様々な花の姿に形容されるようになりました。
つつましい野菊、優雅な木蓮、明るいひまわり、やさしい紫陽花、香り高い百合、華やかなバラ
と、ある著名人が、上映中の6人の女性を花に例えておりました。
まさにその通りで、その彩の良い花々が一人一人、時空を超えてつながっていました。
平凡な普通の女性が、華のように生き抜くストーリーでした。
6人の女性の美しさはもちろんのこと、様々な想いに大きな感動を受けました。
子供たちへの想い、親への想い、妻への想い、夫への想い、そして自分への想い。
家族を愛し、命を受け継いでいくということは、何と美しいことなのでしょう。
家族をもち、新しい命を生み出し、予知できない運命と葛藤しながら、ひたむきに、繊細に生きようとする強さを見ました。
「あなたなら大丈夫。母さんの子だもの。」
と、信頼する母親の言葉があったからこそ、
素直に受け留める人生があり、
「大事にします。」
と、新郎の実直な言葉があったからこそ、
新婦の笑顔と命を受け継ぐリレーがあったのだと思います。
きれいな言葉、お茶の淹れかた、靴の揃え方、キラキラと輝く笑顔、浴衣姿、雨の中急ぐ姿、それぞれのたたずまいから、さりげない日常の行いに本物の美しさがあふれ出ていました。
そして、家族と命の尊さ、人生を切り拓くことの大切さを次々教えてくれます。
生きていくことがこんなに素敵で幸せ・・・・それが実感できる映画です。
これから、平凡な普通に生きていく喜びをたくさん伝えていけたらと。。。
気持ちがわき上がってきました。
四季折々の花々のような美しい女性を見てきました。
女性の強さに触れました。
感無量です。