小学校高学年になった頃 ようやく精神年齢が高まり、同学年の子供たちとさほど変わりなく生活できるようになりました。
体格は、中学生になってもまだまだ敵いませんが・・・。
‥
保育園の運動会を思い出します。
母親の姿を一度見つけると しょっちゅう振り向き 私が見ていることを確認しながら競技をしていました。
いつも私を追いかけてくれているのです。それも二人。
右見ても 左見ても いつもどちらかの視線がビビっと まるで引力のように引き合うのです。
‥
小学校の運動会では、それ程の引力は感じなくなりましたが、意外と普段お利口にしている次女のほうが こういった行事に ビビっと視線が引き合うのです。
私の目線を確認すると、とっても素敵な笑顔を向けてくれます。
ところが 父親の一喝を再々受けている次男は、私と目を合わすと退屈そうな顔をして 普段と違うこういった行事をまるで拒否しているかのような態度まで取るのです。
怒られる度に 脳の血管が萎縮しているのでしょうか。
脳細胞まで固まってしまい 笑わない退屈な人間に変わってしまうのではないかと不安でした。
よく笑う子供は誰からも良くしてもらい 得な性分です。
周りの影響で笑うことが少なくなった子供は 損な性分に化けてしまいます。
でもそういう損な子供の中に真っ直ぐで澄み切ったやさしさを私は感じることが出来ます。
母親の特権ですね。
私の不安を父親に何度話しても何度訴えても どうも判らないようです。
‥
昨日の中学校の運動会では、次男との引力はどうも弱まっているようです。
母と子供の距離が、どんどん広がっている。自立していると思ったほうがいいのでしょうか。
今与えられている行事を真っ直ぐに取り組み、そして 元気良く走る姿を見て 次男も一人立ちしているなと思いました。
いつまでも「ちびちゃん」と呼んでいてはいけないと感じました。
😊